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2016.05.07

自撮り旅

自撮り旅の報告ですので、

興味ない方は、スクロールNG。

 

 

よく一人旅(国内)をしますが、

 

一人旅をする理由は、

だいたい唐突に旅に行くからです。

 

誘ったところで誰ともスケジュールが合わないので

一人旅をしています。

 

20代前半には

小林紀晴の本に憧れて、

沖縄を皮切りに、わざわざ一人旅をしました。

 

その時に知った

一人旅の面白いことはふたつ

・五感がするどく、感じる量と深みがいつもの数倍。

・やたらいろんな人に話しかけられるから、意外とひとりじゃない。

 

おもしろか無いけど、やたら時間をかけること

・自撮り

 

写真好きにもいろいろあって、

私は仕事でも趣味でも、

人が入ってない写真はあまり無い。

 

好きな風景があれば、やっぱりそこに人を入れたくなる。

 

で、一人旅だから

 

必然的に自撮りになる。

秋田 ポートレート

と必然を持ち出したものの、

 

自分が好きなのも、

 

往々にしてある。

 

 

 

先日、仕事で行った角館。

ついでに、気になった男鹿半島に足を伸ばした。

 

秋田にこんなにどっぷりははじめて。

 

男鹿半島は、ナマハゲ発祥の地ということもあり、

キャラクター的にも、風景的にも

これは、自撮りポイントが多そうだと思い、

 

仕事でも使わない三脚を

 

わざわざ持参していた。

 

空

晴天。

 

空と海との境界線の無い、

春霞な海は、

 

険しい日本海を思わせない、

終日優しい雰囲気を漂わせていた。

 

優しい。

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10回ほど、いろいろ試した結果、

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ラスト一枚、座ったのを撮って、

やっと満足した。

 

最初から座ればよかった。

 

 

 

小さな港。

見渡す限り誰もいない。

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世の中には、

どうやったらこうなるの?

という、人間が長い期間をかけて、

作り出した不思議な風景がたくさんある。

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で、入る。

 

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物足りない。

 

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佐川急便。

 

 

地方の観光地には、

必ずある、バブル期の廃墟。

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男鹿半島一周、

沿岸部は、ほとんどが高地。

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私は、山と海が両方あるところが好きで、

だから、男鹿半島も

とても好きな風景だった。

 

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優し。

 

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カップルフォト。カップルじゃなかったけど。

優し。

 

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ここはちょっとした丘になっていたので、

生首のように映る想定でいて、

意気揚々とした表情だが、

 

確認するとものすごい胴体が見えていて、

 

げんなり。

 

試行錯誤。

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ナマハゲ館に行く前に

こんな可愛い手彫りの仏像が壁じゅうに貼り付けられている場所。

 

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ティッシュのマフラー。

 

なまはげ館の奥にある

真山神社の麓に、

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メルヘンを発見。

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なんて細くて厳しい条件吊り橋なんだと思ったが、

この吊り橋は、この後に会った、この土地の持ち主のおばちゃんが作ってて

そのおばちゃんが、48キロくらいだった。

本人が乗って大丈夫だったから、48キロにしたんだと思う。

 

あのメルヘン椅子も、たぶんそのおばちゃんが作っている。

 

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切ったままの何の塗装も施されていない木の椅子や、

木のコースターや木の鍋敷きが、

たくさん売られていた。

このお店も、おばちゃん。

 

ここまでくると、

皆さんには、そのおばちゃんがどんな人か、気になって欲しい。

 

そのおばちゃん、肌がツルンと綺麗な

そして肌だけてなく、本当に綺麗なおばちゃん。

 

“私も田舎育ちで田舎が好きだ” と話すと

“山は持ってる?” と当然のように聞かれた。

 

“親が地元じゃ無いから山は無い” と話すと

“じゃあこっちに来ればいい。山が1000円で買える” と教えてくれた。

 

ここまでくると、

皆さんには、このおばちゃんがどんな人か、写真を見たくなって欲しい。

 

残念ながらおばちゃんの写真は無いが

私の写真はまだたくさんある。

 

 

撮りたい風景が見つかる。

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満足いかない。

_R9A4006

満足いかない。

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これでも、最近は

 

一応人目を気にしている。

 

 

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そしてこれが例のラストカット。

 

なまはげとスリーショット。

 

この写真は、

この旅一、最速で走ったが

この旅で唯一、

一発OKの1枚。

 

こうやって、

私の一人旅は

 

いろいろと研ぎ澄まされていく。

 

ちなみに、私の自撮りはすべて10秒で走る。

昔は望遠レンズを果敢につけていたが、

 

今は、50mm。