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2017.01.06

田舎

まだ実家に入り浸っている2017年1月。

 

母親からは”娘旦那”と呼ばれ、

「居ると家事が増えて困る」と言われていますが、

めったに帰らないので、

そうは言っても母の顔は嬉しそうに見えます。

 

今年のお正月はあまりにお天気が良いので、

なんだか、散歩をしたくなってきました。

 

家の回りを意識的に散歩するなど、はじめてかもしれません。

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※家の二階から撮った写真。

 

実家は、千葉県市原市、鉄道マニアには人気の小湊鉄道沿線にあります。

田んぼと畑とビニールハウスが並ぶ、田舎です。

2キロ先の中学校が丸見えです。

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前には電線しかないですから、

田んぼしかないけれど本当に景色が良いです。

 

日本各地をまわって思うのは、

日本の9割が田舎だということ。

 

田舎といっても色々種類はありますが、

 

都会でもない、観光地でもない、

日本は多分、ほとんどがそんな田舎で構成されています。

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都会では探さ無いといけない大量のススキなんて

腐る程あります。

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散歩の冒頭で、快調に枯葉だらけのススキ畑に入ってくと、

そこは突然、沼。

早速田舎の洗礼をうけて、散歩のスタート。

 

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この写真の真ん中あたりに、かわいい小さなポストがあったのですが、

無くなっていました。

実家のある場所は、

一応ごく小さな団地なのですが、(団地といってもすべて一軒家の団地)

子供の頃に比べると更地が増えていました。

 

小学校に登って行く坂。

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放課後や休日などは、門から入らず緑の丘を駆け上がって学校に入っていたのですが、

今見るとかなり急な傾斜で、

子供って、親が知らないところでかなり冒険してるよな〜と思いました。

 

小学校は山の上にあり、(一応城跡らしい)

緑に囲まれた(田舎なのであたりまえ)素敵な学校でした。

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気になって帰ってから歴史を調べてみると、

創立は明治7年、歴史のある学校でした。

門入って正面にある100年桜は、今尚春になると満開の花を咲かせます。

 

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小学校には、いくつかかなり大きな木があり、

その木の枝分かれしている中央部分は、

子供たちの遊び場でした。

好きな友達と木の中で話をしたりしたのを、

うっすら記憶しています。

“となりのトトロ”の世界観は、

田舎育ちの人にとっては、そう遠いものでは無いわけです。

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学校が終わって坂を駆け下りていくときに、必ずこのガードの上を走っていました。

 

歩いていると、田舎あるあるにたくさん遭遇。

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植物に絡み、朽ちた車。

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昔使ってたガードレール、撤去されず中途半端。

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何だかよくわからない瓦礫の山。

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こいういうアパート。

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人間だか動物だか分からないけど食い散らかし。

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不思議な落し物。

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風呂。これ本当田舎あるある。

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不法投棄やめて看板。

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直売所。(ここは自販機になっててハイテク!)

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トラックターのタイヤの跡。

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地蔵。

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犬は、愛玩犬でなく、番犬。

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汚いビニール袋。

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荒れた竹やぶ。

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霜柱のあと。

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フンは分かるけど、毛捨てる人いるんだ??

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おじさんたち。

 

 

さて、私の地元といえば小湊鉄道。

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ここが、私の家の近くで一番綺麗な眺めの場所だと思っている。

あんまり魅力的に撮れなかったのは冬のせいにしよう。

 

風の音がうるさいですが、こんな感じ!

 

 

 

電車(あ、電車じゃない。)でひと段落したら、

ふと、昔よく遊んだ公園を探してみようと思いました。

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探しながら思ったのですが、

歩いているエリアはいまだによく夢に出てくるのです。

頭では現実とはちょっと違う風に描き変えられていますが、

よく出てくる場所でした。

 

ジグザグに歩きましたが、そんなに人とは出くわさず。

同級生にばったり会ったら面白いな〜なんて思っていたのですが。

 

そして、公園、見つかりました。

予想よりも自分の家に近い場所にありました。

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昔はいろんな遊具がありましたが、今は綺麗なジャングルジムだけになっていて

あまりの記憶との違いに、ちょっとがっかり。

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この看板は昔からあったかも?

 

公園を歩きながら、ふと神々しい方に目をやると、

神社らしきものが。

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なんと、神社があるでは無いか。。

歩いて10分もしない場所なのに、記憶からこぼれ落ちていた。

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とても小さな神社で、

極近い地域の人しか来なそうではあったけれど、

なかなか手入れがされていました。

家に帰ってから、公園と神社を発見したことを家族に伝えると、

姉は両方知っていた。

しかも、この神社の絵を描いて何か賞をとったらしい。

だから覚えているのか。笑

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そうそう、公園からこの坂を自転車で下っていくのが気持ち良かったっけね。

そして下りの途中で、方角の違う友達と高速でバイバイをする。

 

思い出してきたー!

、、ところで、タイムリミットがきたので、帰宅。

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実家の玄関では、わけの分からない組み合わせでいろんな子たちがお出迎え。

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散歩終了。

 

 

としたいのですが、もうひとネタ。

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こういうところありませんか?

商品なんでしょうけど、もうゴミにしか見えない

リサイクルショップ。

 

ここ、一度火災に見舞われているのですが、(おそらく放火?)

いつのまにか復活して、物量も以前に増して増えているように見えました。

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車で5分ほどのところで、国道沿いなので、わざわざ止まることもないのですが、

この人が見えて、すんごい目立っていたので、止まってしまいました。

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仙人!

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このショップを守る仙人。

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いや、売り物だ。

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すごい存在感。

いくらなのか気になったけれど、日に浴びすぎて金額見えず。

怖いので写真だけとってそそくさ帰ってきた。

 

家に帰ってから話をすると、

なんと、お母さん、ここで買い物したことあるって。笑

 

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※今年のお正月は夕方はいつもこんな空。右にちょこっと見えるのは富士山です。

 

久しぶりに、先入観なしに地元を歩いてみると、

いろんな発見がありますね。

別に必要な情報でもないですが、

なんだかノスタルジックで優しい気持ちになりますよ。

 

皆さんも是非。

 

おっと、私の自撮りファンに向けて一枚。

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あ、あけましておめでとうございます!

 

photographer SHAR