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2017.02.28

マリアンヌ

“マリアンヌ”見ました。

まず、自分がひねくれ者になっていることに気づく。

最近ひねくれた映画が多いせいだ。。

以下ネタバレあり。

 

 

スパイが主役の映画なので、

一つだけでない、いろんなどんでん返しがラストに控えているだろうと、

警戒しすぎていて、

 

あれ、これで終わり?

 

と思った自分が、なんか悲しかったです。。

 

もっとピュアな気持ちで見ればよかった。涙

これから観る方は是非、ピュアなあなたで観てください。

 

そもそも、ロバート・ゼメキス監督ひねくれた作品無い。

 

 

やはり記憶に残るのはLOVEシーン。

 

中盤の砂漠でのSEXシーン。

車の外の激しい砂嵐の中で、その後の作戦における死を覚悟したもの同士の

緊張感たまらない。

映像綺麗。

そこに至るまでの、二人のちょっとした大人なのに子供みたいな駆け引きもいい。

 

 

後半の、妻を疑いながらのSEXシーン。

夫の葛藤が垣間見える難しいシーン。

中盤の砂漠での美しいシーンと相反して、

あえて夫のズボン下ろしてのおしりが出てるの見えるリアルなとことか、

違いの作り方が、いいな〜と思った。

 

 

主演女優のマリオン・コティヤールは

映画”インセプション”で、

死んでから夫の脳裏(想像)で夫を束縛し続ける妖艶な美しいけど少し怖い、、

という妻の役をやっていて、

そのイメージが強くあったのもあり、

 

最後まで、この女、、何を考えてる。?

 

と疑心で見続けていた。

 

優しさ・脆さ・強さ・怪しさ、、、

多面性を感じるところが、魅力的な女優さん。

 

 

そして、ブラピ。

そもそもブラピ様がが出てるから見た映画ですが、

 

いやーおじさんになりました。

初めて、おじさんを感じた映画です。

 

かっこいいけど、、

いよいよおじさんです。

今回、あの全体的に長さが一緒のべたっとした髪型が似合わなすぎだったと思う。

 

 

ブラピの好きなところは、

感情が振り切ってしまうシーンの表情が絶妙なところ。

 

“セブン”のラストの、最低な結末のシーン。

“12モンキーズ”の、精神病棟で暴れだすシーン。

“ファイトクラブ”の、坊主になってからのキレキャラ。

 

今回のラストは、セブンの最低の結末に似てるかな。。

怒り・憤り、究極の悲しみ。

 

 

その表情が美しく映像化されていて

辛い。。

けどイイ。。

 

あんな写真私も撮りたいわ〜

 

 

戦争に翻弄された人々。

国と国は争えど、人と人はどうだったのか。

 

人と人で出会えば、友情も芽生えるし、

恋にも落ちる。

 

知らない相手を憎むこと、

戦争がいかに愚かなことか、

 

考えさせてくれる一面もある。

 

 

悲劇なのだけれど、

 

ラストのエンドロールは、

JAZZの”sing sing sing“が流れるので、

 

少し気持ちが晴れて、

 

後味は悪くない。

人によるかなぁ。

 

 

とてもロマンティックな映画なので

そういうの好きな人おすすめ。

 

女性向きかも。

 

 

photographer//SHAR