2017.10.30
日本だって、
降り立つ場所により、全くイメージが変わるのと一緒で、
国外の旅をするときも、自分が見る風景は、一部にすぎない。
場所もそうだが、人もそうで、
日本人ってこんな風、と一言でまとめられてもいい気分はしない。
海外で出会う外国人もそれは「外国人」ではなく、一人一人個性のある人である。
インドへの旅は10年ぶりで2回目の挑戦となった。
なぜか、「挑戦」と言いたくなる国だ。
インドでは基本的に観光客は、いろいろなやり方で一儲けする格好の餌食である。
飛行機を降りて、搭乗口から空港の出口までの間だって油断ならない。
10年前25歳一人旅。
人を疑いすぎても旅は面白くならない。。
多少危険と思いながらも、誰かを信用して一緒にいたい、けど怖い。
毎日がそんな葛藤だった記憶。
日本で持っている、善悪・倫理観・道徳観、そういった価値観はすべて意味をなさない。
そこを守りながら旅をすると、怒りや悲しみに満ちてしまう。
今ならもっと楽しく旅ができるかなと友達とふたりで行ってみた
35歳インド旅。
一番の見所であるタージマハルが閉館している日に、アーグラーに来て、正面から見れない、
という凡ミス。
こちらは、川を挟んで裏から見た風景。
鳥の糞まみれの駅のホームで、
待てども待てどもこない寝台列車を、毛布に包まり1時間くらい寝ながら待ったり。
(1月のインドは寒い)
さらにガイドの凡ミスで、アーユルベーダのオイルをシャワーで落とす時間が無いまま
髪の毛オイルまみれ。
なかなか酷い旅ではあったものの、
撮った写真を見返すと、
10年前よりはるかに、カメラ自分の一部になっている感覚を得た。
この旅では、
意識的にインド人の写真を撮っていた。
gallery
(気になる写真はクリックすると、コメントが出てくるので見てください)
カメラがあるからその人をより知ることができる。
私にはもうカメラは手放せない、人とつながる道具である。