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2016.11.23

子供の気持ち

家族写真の極意。

みんなに感情があって、みんなが主役であること。

お父さんもお母さんも長男も長女も真ん中も末っ子も、

登場人物は全て魅力的でないとね。

黒澤明監督ばりに、私もそう思います。

 

家族ですから、当然老若男女のそろい踏み。

 

大人だろうが、子供だろうが、赤ちゃんだろうが

皆考えていることがあります。

 

それぞれの気持ちを多少なりとも知ろうとする作業。

そしてそれぞれの関係性を知ろうとする作業。

 

被写体の心を垣間見ると、

私の感じたそのままが写真に写り込んできます。

 

それはすごく特別でオリジナル!とかではなく、

“極自然”なそれぞれの家族情景。

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子供は、なかなか写真には協力体制ではないですが、

当然です。面白くないから。

 

私の昔の写真なんて、ほとんど仏頂面です。

でも、それも”極自然”な私で、

振り返って写真を見る今、

仏頂面でもとても幸せな気持ちになります。笑

 

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ちなみに、子供達は、かなりの確率で、私が写真を撮る人ということは分かってるので、

多分、笑顔で写った方がいいんだろうな〜(お父さんお母さんが喜ぶ)ということを知っています。

自分のためというより、お父さんお母さんが喜ぶことをしたい、という気持ちがどこかにあります。

その思いはプレッシャーになって、いろんな形で現れます。

すんなり笑顔を作れる子もいれば、うまくできるか不安で写ることすら避けてしまう子もいます。

 

けれどどの子も、実はみんな、結構ちゃんと写りたいと思ってる。

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だから、子供が大好きなことができる場所で撮影できると、

いい表情になるきっかけをたくさん作れます。

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別に、すぐ撮れなくていいんです。

 

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でもいろんなものが解けた後は、

大人の何倍もいい表情するから、たまらないのね。

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赤ちゃんは、

とにかく、安心が出来て、気持ちよくて、

楽しければ良し。笑

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でもたまに、

誰よりも家族のこと客観的に見てるんじゃないかと思う

表情するときありますね。

 

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「僕のママ綺麗でしょう」