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2021.01.15

男と女のロマンティック

2021年最初のブログのテーマとしてはどうなのと思いますが、

思いついたので綴ります。

 

男と女の違いはもう数え切れないほどあるわけですが、

ロマンティックの在り方も、男女で全く違うように思います。

@Manhattan 2016

 

 

過去出会った男性の中で、

「この人ロマンティック❤️」と思った人は、あまり居ないです。

 

 

では男性はロマンティックではないのか。

 

違います。

 

男性はロマンティックです。

 

 

男性はロマンティックの世界に生きている。

男性は自分の気持ち良いロマンティックという世界の中に生き続けているのです。

 

つまり、女性が喜ぶためのロマンティックな世界の演出ではなく、

その男性にとってのロマンティックな世界のやり方で女性を愛でるのです。

そして永遠にその世界に居て愛で続けたいのです。

 

 

対して女性の思うロマンティックは

「ロマンティックたまに欲しいよ」なのです。

 

女性は現実主義。(全員とはいいませんが)

常にリアル世界を生きています。

その中で、こんなシチュエーションがあったら素敵、と夢を馳せる。

だからラブロマンス映画やドラマが大好き。

 

女性にとってロマンティックは夢。

たまに欲しい夢なのです。

 

というわけで、男性と女性がお互いにロマンティックを求め合っても、

趣向は合ったとしても、いずれタイミングは合わなくなります。

 

 

私が過去にロマンティックだと思う男性にあまり出会わなかったのは、私がロマンティックだと思うロマンティックさを持っている人に出会わなかったのと、私にロマンティックを感じる心の余裕がなかっただけで、みんなロマンティックだったのです。

 

 

男性はできれば死ぬまでロマンティックの中で過ごしたいはず。

しかし、女性はロマンティックの中で過ごし続けられません。

現実が押し寄せてくるのです。

 

夫婦間で、

男性はいつまでも恋人でいたいが、

女性は家族になっていく(けれどたまにスイートテンダイヤモンドとか欲しい)というのも、ロマンティックを求めるところの違いのような。

 

 

映画『アメリカンビューティー』の中で、

夫がソファーの上で久しぶりに妻を抱こうとします。

妻も久しぶりにワイルドな夫に一瞬興奮を覚えます。

しかし、夫の手に持っているビールがこぼれそうになった瞬間、

妻は、ソファーが汚れるのが嫌で、ビールがこぼれそうになっていると突っ込みます。

夫は興醒め。

「昔はそんなこと気にしなかったじゃないか」

 

まさに、夫はロマンティックに生きていて、

妻はリアルに生きていてたまにロマンティック欲しい、

のシチュエーションでした。

 

@Brooklyn 2016

 

 

男性と女性をおもいっきり分けて話してしまいましたが、

もちろん逆パターンもあるでしょうし、

男性と女性というか、タイプの違い。

 

ちなみに既婚男性と、独身女性の不倫が盛り上がるのはまさに!

ずっとロマンティックの世界に居たい男性と

小出しでロマンティックを提供して欲しい女性

との恋愛だからだと思います。

 

ずっと一緒に居るわけでは無いので、

やたらと相性が合っているように感じるのだと思います。

(もちろんすべてとは言いませんが)

 

@Manhattan 2016

 

 

違いがあるから好きになり

違いがあるから憎くなる(嫌いになる)。

 

違いを理解して歩み寄りをすることで

「憎くなる」という感情をコントロールできるのかなと思います。

 

 

夫婦やパートナーが

ずっと一緒にいることが正義!とは思っていないのですが、

先にある未来や夢を一緒に共有し続けられるのであれば、

ずっと一緒に寄り添えればと思うのです。

 

そのためにいろいろな違いを知っていく作業が、楽しいのです。

 

映画『アメリカンビューティー』のような結末を迎えないで欲しいのです。笑

夫婦間、男女のロマンティックの違いを如実に描いた、傑作です。

 

 

SHAR