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ブレードランナー2049

六本木ヒルズにて

ふと“ブレードランナー2049”のポスターが目に入り、

よくよく見ると、ヒルズシネマでは今日が最終日。

かけこみレイトショーで観覧。

1作目は見よう見ようと思ってて見てないままに2作目を見たのですが、

十分楽しみました!!

家に帰ってから、すぐに1作目を見ました。笑

興行成績では、すっころんでいるという記事を見ましたが、

見に行くまで至る人は少なかったかもしれなけれど、

見た人はみな満足したんじゃないかな。

3時間という長編映画。

内容は、詰めれば余裕で2時間にできたんじゃないかと思うのですが、

退廃的で寂寥感のある、しかしとても美しい風景と

キャスト全員の魅力的な演技の

長すぎる間(ま)が、最高に心地よかったです。笑

以下ネタバレあり。

—-

前作の主役であるデッカード(ハリソンフォード)が出てくるまでに

1時間半以上かかったと思う。笑

1作目を見ている人は「まだ出んのか〜い」と、やきもきしたかもしれない。

2作通して、主役はデッカードなのかもしれないが、

2作目は、ブレードランナーK(ライアンゴズリング)がストーリーを進める役割を担っている。

切な過ぎる演技といえば、ゴズリング!

“きみに読む物語”や”ラ・ラ・ランド”は、

ゴズリングの演技あってこその仕上がりだったと思ってる。笑

そして、このブレードランナー2049でも、

なんて切なすぎる役。。涙

レプリカントである自分が、実は特別な存在(自然に生まれた人間)だった。

と思いきや、ただの捨て駒だった。。。

というあの絶望感。。

しかしその事実に直面した直後、

同じレプリカントである人物が、

「誰しもが、自分だといいと思うの」

という。

本物の人間でありたいと思う、

すべてのレプリカントの気持ちが込められた一言だった。

—-

実体のないホログラムのAIジョイ。

これが、すんごい可愛い。。

1作目に比べると、ストーリー上はヒロインとまでは言えないくらいの存在ではあるのだけど、

実体すら無いから、レプリカント以上に切ない設定。。

人工物であり、人に物として扱われるものの、感情は持っている、

という面で、レプリカントであるKとの共感があり、

切ない心を通わせた。

娼婦と同期して、娼婦が見え隠れする中でKとセックスをするシーンも、

たっぷり時間を使って描いている。

—-

ヒール役である最新の高性能レプリカントであるラブ。

演技はものすご〜い怖いんですけど、、笑

けれど、自分が一番素晴らしいエンジェル(レプリカント)であろうと必死で、

時折涙を流すシーンは非常に切ない。

陰のヒロインと言える。涙

—-

ハリソンフォードはもうおじいちゃんですので、

当然ながら、一作目のほうが断然かっこいいです。笑

一作目で、レイチェルといい感じになるシーン。

こわくなって逃げるレイチェルですが、かなり強引にキスにもちこみ、

「次はきみから」

どうしていいかわからないレイチェルに

「キスしてと言え」

となんとしてでも相手からキスさせようとするクールなドエスっぷりがたまりませんでした!

が、2作目ではクールな見せ所はなしです。笑

3作目に期待したいです。

3作目も予定されているらしいですが、

1作目は、レプリカントにも心があるという現実を突きつけ、

2作目は、レプリンカントの切なさを、とにかくたっぷりと深々と、3時間ゆっくり描いたという感じでした。

暇な時、またゆっくり鑑賞したい、贅沢な映画です。

AIやアンドロイド系の映画はいつも切なくて、

結構好きです。

ここ数年で見た中でオススメは

スパイク・ジョーンズ監督の

どちらもお楽しみあれ〜

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