東京にいる私が感じた311
- fungraph1
- 2017年3月13日
- 読了時間: 2分
311の深夜のツイート。

寝る前に、サイクリングすることを決めていた様子。
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地震の時、私は六本木の新国立美術館にいた。
体感では、船のように左右前後に3メートルくらい美術館の床が大きく動いている感じ。
私は頭上を確認しながらかがんで揺れがおさまるのを待った。
地震が起きている最中にも、
駆け足で出口に向かう人たちが居て、
狭い出口あたりは、圧迫で怪我をする人が出そうなくらい
危険な光景が見えた。
美術館を出た後も、過去感じたことのない、街の異様な光景。
渋谷駅周辺は人で溢れかえっていた。
情報はツイッターで得ていたが、
ドンキホーテーのテレビで、
電車が止まっていること、地元の石油コンビナートの爆発と津波の報道を見て、
改めて事の大きさに気づく。
246を歩く群衆となった帰宅難民を横目に
たまたま自転車で外出していた私は
東京で大震災が起きたら、
自転車も盗られたりする可能性も出てきそうだ。
と、地震も怖いが、人も怖い、と思ってしまった。
その後のスーパーコンビニの食料買い占めも然り。
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東京都は2015年、
“東京防災”という
避難場所や緊急時の対処法などを記した黄色い冊子を、全世帯に配布。
人が無知であり、
人が不安になることで起きる、
無意味な事故や災害も多くある気がしていて、
震災で起きる被害はもちろんのこと、
われがわれが、となる人間の行動も(自分も含め)怖い。
東京に住んでいると特に、
何もかもが揃っていて、不便を感じることなど、ほぼ無い。
もし東京で大震災が起きたとしたら、
被災する人口が他の都市の比較にならない。
そしてその被災者を救うための色々が、人口に対して間に合うわけが無い。
判断するのは自分。
人のせいになどしても何も起きない。
私も避難道具は、6年前に用意したまま放置。
最悪を、最小限に抑えるためにも、
人に迷惑をかけないためにも、
そして冷静さを欠かないよう、
異常な密集地に住んでいる東京人は、
最低限の知識を身につける義務があると思う。
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度々メディアに取り上げられる、近い未来に起きると首都直下型地震に関して
イメージをしている東京人はどれだけいるだろうか。
1年前に行った、国際展示場前駅から徒歩5分ほどの場所にある
地震のことを考える良い機会になるので、
お休みの日に家族や友人、近しい人たちと行くことをオススメしたい。
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