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物に執着する不思議な生き物。

  • 執筆者の写真: fungraph1
    fungraph1
  • 2020年4月5日
  • 読了時間: 2分

私は本当にいろいろな物をたくさん購入してきたと思います。

今は捨てる時のことを考えるようになり、物を買う機会が大幅に減りました。

物質主義になり過ぎたく無い、と思う今でも

お気に入りを手に持てる喜び

いつでも目に入る場所にお気に入りを置く喜び

人間から取り省くのはとても難しいことと思います。

そしてわざわざ取り省く必要も無いと思います。

家から出ない生活の中で、

うちにあるお気に入りを写真に残してみようと思いました。

“撮りたいと思えるほどの物”は案外少なく、、

私は、招き猫と、最近作った写真集と、夫の描いたメモ。

夫は、レコード2枚、横山裕一のイラスト集、

そして本人が勝手に「ケンタッキーフライド貯金」と名付けている

カーネル・サンダースの貯金箱。

写真にすると、どこかで買った物だったはずが、

一つ新しい作品になる感覚です。

家にある物なのに、

更に写真にして壁に飾る現象が発生しそうです。

物には魂が宿るとよく言いますが、

愛情のプラスの因子は分子レベルで物にも伝わり

まるで生きて自立しているかのような輪郭を放つ。

私は何かを捨てる時、それが思い出のこもった大切なものであれば

写真に撮ることがあります。

それはたぶん、捨てる罪悪感を減らすためです。

物を写真に撮るということは、

いずれにせよ、物を大切に思っている証拠です。

人間は物に執着する不思議な生き物。

行きすぎぬよう、でもこれからも嗜みたいなぁと思います。

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